今年5月、破産手続き中のクレジットカードの決済代行会社から個人情報が流出するという事件が起きた。カードの不正利用による被害総額は、実に1億円にも上るという。 一方、ソーシャル・ネットワーキング・サービス(SNS)では、他人にアカウントを乗っ取られ、詐欺広告を投稿されるという被害が相次いでいる。いずれも、インターネットセキュリティに関する事案だ。こうした被害を防ぐには、どうすればいいのだろうか。ITコンサルタントの目代純平氏に話を聞いた。 カード情報が漏れるタイミングは数えきれない カードの情報漏えいについて、目代氏は「カードを持っている以上、情報は漏れるものだと思っておいたほうがいいです」と語る。 「カード情報が流出するタイミングは、数えきれないほどあります。ネットショップのサーバーがクラックされることもあれば、誰かが悪意を持って流出させることもあるでしょう。海外旅行でお土産を買う際に、店