東京電力福島第1原発の事故で、同社の武藤栄副社長(原子力担当)は27日午後、収束までの見通しに関して「残念ながら何カ月、何年と言えるまで具体的な方策、スケジュールは詰まっていない」と述べた。その上で「全体としては進展が見えていると思う。努力を積み重ねたい」として、事故対応への理解を求めた。 1〜3号機の原子炉内にある燃料棒の状態については、「観測できるデータが非常に限られ、推測するのは難しい」と発言。露出した燃料棒がどれだけ損傷しているか、把握できていないことを明らかにした。 【関連記事】 【東日本大震災特集】トップページ 〔写真特集〕東北地方太平洋沖地震 日本レヂボン、グループ会社2営業所の受注再開 東電、5月の電気料金値上げへ=燃料高で3カ月連続 消費者物価0.3%下落=24カ月連続マイナス-2月