ウクライナのゼレンスキー大統領は3月31日、日本がウクライナの首都の呼称をキエフからキーウに変更することについて「日本と岸田文雄首相に感謝し、他の国々も続くことを勧める」と自身のTwitterでつづった。
![「キーウ」に変更でゼレンスキー大統領が謝意。「時代遅れのソビエトの表記を捨てる時が来た」](https://cdn-ak-scissors.b.st-hatena.com/image/square/fd412746079580f82cfef25965f1f1014adc6f39/height=288;version=1;width=512/https%3A%2F%2Fimg.huffingtonpost.com%2Fasset%2F6245c75b1e0000355e1b18e3.jpeg%3Fcache%3DC7sj15Rint%26ops%3D1200_630)
小麦は、原産地とされる西アジアやエジプト、西欧の歴史を見れば明らかなように、古代以前から何千年にもわたって、粉として利用されてきました。その理由として、次のようなことが挙げられます。 まず、小麦は、穀物としての実の構造と性質が、製粉、つまり粉食に向いていたといわれています。たとえば米の場合、外皮(籾)、内皮(ぬか)とも剥離しやすく、胚乳部は硬いです。そのため、粗を取り除き、糠の部分を擦り合わせて削り取るだけで食用とすることができます。つまり、米はわざわざ粉にする必要がないわけです。 これに対して小麦の場合は、外皮は厚く強靱で(粒全体の約13%)、胚乳部は柔らかです。しかも、胚乳部は外皮にぴったりと密着していて、簡単には分離できません。したがって、小麦の場合は粒のまま砕いて粉にして、その後、皮を分離するほうが、胚乳部の利用方法として合理的といえます。現代の製粉技術でも、胚乳部と皮とを完全に分
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