中古車買取の「ガリバー」の事業モデル-利益率3倍のC向け(小売)サービスへ- 国内の新車販売台数は2015年は500万台をわり、約490万台となりました。車が売れなくなっていく中で、自動車産業はどのように変化するのかと興味を持ちました。 今回はまず、中古車売買のガリバーについて、決算資料などから、ガリバーの事業モデルについて述べ、収益構造について整理したいと思います。 ※7月15日より社名が「IDOM」へ変更されたそうです。 事業モデルの変化 ・従来の事業モデル 従来、ガリバーは買い取った車をオークション(卸売)で売り切るBtoBモデルを中心に展開していた。 ・新展開 現在は、中古車オークションに出品するまでの間、プールセンターに保管してきた在庫を、各展示場に置き換えて販売するBtoCモデルを導入している。一方で、従来と同様に2週間後はオークションによって在庫をはけるBtoBモデルにより、