2009年08月20日20:37 カテゴリ羽生善治 羽生善治の毎日新聞夕刊「想創」コラム 羽生が毎日新聞の夕刊「想創」に三回にわたってコラムを書いていた。 8/4(火) 「確率」について。 (要約)将棋の振り駒も本当に公平かと、ある時期から将棋連盟が記録を取り出したら、やはりほぼ50%ずつになった。イアン・エアーズの「その数学が戦略を決める」では「絶対計算」という概念によって、例えばブドウが収穫された時点でその年のワインがおいしてかどうかという普通予測が難しい問題に対して、数学的にアプローチして解決しようとする。母数が大きくなるほど確率計算の誤差が少なくなる。確率計算がマクロの行動予想やマーケティングでも今後ますます有効になるだろう。 一方、「砂山の崩れ」という考え方もある。砂を一粒一粒取り除いていくと、決して毎回同じパターンにはならない。常に偶然的なものも介在している。 偶然や意外性はど
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