【2008年8月5日 国立天文台 アストロ・トピックス(402)】 2006年8月に採択された「惑星の定義」で新たに制定された「準惑星」に、4つ目の天体「マケマケ」が加わった。一方で、惑星の定義に反対する天文学者も存在し、アメリカでは大討論会が開催される予定となっている。 アストロ・トピックスより 国際天文学連合 (IAU) は、2005年3月31日に発見された太陽系外縁天体(136472) 2005 FY9 について、その発見者であるカリフォルニア工科大学のマイケル・ブラウン(Michael Brown)博士によって提案されていた「マケマケ(Makemake)」という名称を承認し、同時に準惑星として分類することを決定しました。 マケマケは、南太平洋のラパ・ヌイ島(イースター島)に伝わる、人間を創造し豊穣を約束する神の名前です。この天体の発見がキリスト教の復活祭(イースター)の数日後だった