日本国内でのIR・統合型リゾート施設への参入を目指していた中国企業の関係者が海外から現金を不正に持ち込んだとされる事件に関連して、東京地検特捜部が自民党の秋元司衆議院議員から任意で事情を聴いたことが関係者への取材で分かりました。この事件では秋元議員の元政策秘書らの自宅が関係先として捜索を受けていて、特捜部は中国企業との関わりなどについて説明を求めたものとみられます。 特捜部は今月7日から翌日にかけてこの事件の関係先として自民党の秋元司衆議院議員の元政策秘書ら2人の自宅なども捜索しましたが、特捜部が秋元議員本人からも任意で事情を聴いたことが関係者への取材でわかりました。 この中国企業はIRへの参入を目指して、沖縄や北海道などを訪れていて、秋元議員はおととし8月、那覇市で開かれたIR関係のシンポジウムでこの企業とともに基調講演を行っていたほか、ことし9月まで内閣府の副大臣を務め、IRなどを担当