10月11日、アベノミクスの恩恵が届きにくいとされてきた中小企業で、賃上げの機運が高まりつつある。写真は都内で7月撮影(2013年 ロイター/Yuriko Nakao) [東京 11日 ロイター] - アベノミクスの恩恵が届きにくいとされてきた中小企業で、賃上げの機運が高まりつつある。人手不足が深刻な建設関連企業や、業況のよい勝ち組企業で、賃上げに踏み切る例が出ていることが、日本商工会議所などの調査で明らかになった。 ベースアップもしくは定期昇給を37.9%の企業が実施し、ベースアップに慎重な大企業に先駆けて雇用者報酬アップに踏み切っている実態が浮き彫りになっている。賃上げのすそ野が広がれば、来年4月の消費増税後の景気落ち込みが想定よりも緩和される可能性もありそうだ。
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