ソニーは2011年5月1日午後、東京都内の本社で、同社のネットワークサービスである「PlayStation Network」と「Qriocity(キュリオシティ)」へのハッカーによる不正アクセス事件に関連して、記者会見を開いた(関連記事1、関連記事2)。 ソニー・コンピュータエンタテインメント(SCE)代表取締役社長で、ソニーの代表執行役副社長を務める平井一夫氏と、ソニー業務執行役員CIO(最高情報責任者)の長谷島眞時氏が登壇。冒頭で利用者に謝罪した(写真1)。 長谷島CIO(写真2)は、「(日本時間の)4月21日に不正アクセスの報告を受けた。調査を進めるにつれて、対応が容易ではない巧妙な手口だということが分かってきた。どのようなデータが漏えいしているかの判断すらも困難な状況になった」と説明した。4月21日に社内に調査用のミラーサーバーを立てて解析を始め、深刻な事態だと判断した。4月25日