出典:映画『七つの会議』公式サイト 劇場予告を観た瞬間に「あ、これはしがないサラリーマンが世直し(会社直し)するやつだ」と思ったんですが、実際に観てみると本当にその通りでした。 劇場予告であらかたの予想がついてしまうというのは良いのか悪いのか判断が難しいところだが、ストーリーは至ってシンプルで分かりやすく、エンタメとしては純粋に楽しめる作品だったんじゃないだろうか。 池井戸潤が原作ということで、多くの人は「倍返しだっ!」で一大ブームを巻き起こした半沢直樹を思い浮かべると思うけれど、本作もあの系譜だと思ってもらって大丈夫です。 ということで忙しい人向けにまずは短評を述べましたが、以下からは具体的になぜそう思ったのかをつらつらと語っていこうと思います。どうぞよろしく。 現代の必殺仕事人『野村萬斎』 物語の舞台は都内にある中堅電機メーカーの東京建電。 そこでは鬼の営業部長と恐れられる北川誠(香川