現代の車は、そのほとんどにアクセルケーブルは無く、アクセルペダルのところに ポジションセンサーが組み込まれていて、エンジンとは配線でつながっている。 電制スロットルと呼ばれるそれだ。 構造上は一見簡単になったように思えるが、良いアクセルフィールを作り込むのは 実はとてもむつかしい。 以前に、とあるメーカーのテスト車両で、従来からのアクセルペダルにポジションセンサーを 組み合わせただけ、というのをドライブしたことがある。 無論エンジンの出力はコントロールできる。 アクセルペダルを1mm踏み込めばポジションセンサーの電圧が変化し、エンジン出力が上がる。 1mm戻せばその分、出力が下がる。 レスポンスが良いといえばそれだが、一定で走らせるには、1mmも動かさずに 同じアクセルポジションを保つ必要がある。 この時のアクセルペダルはリターンスプリングはついているものの、指一本で軽く押せるスカスカのも