「明日のマネジメントにあたるべき人間を、今日用意しなければならない」はピーター・ドラッカーの言葉である。ドラッカーによると、企業にとって人づくりほど大切なことはなく、現在の世代は、明日のために次の世代を育て、次の世代は、その次の世代に向けて新たなものを築き、次代を担う人材を育成していくことになる。 もしこのサイクルが回らなくなったなら、企業は停滞、そして衰退へと向かうことになるだろう。そうならないためにも企業は「より良い人材」の採用、そして育成に多大の投資を行うわけだが、その際、どんな人材観を持って採用に臨むのかによって、その企業の将来が左右されると言っても過言ではない。