7月26日夜、19歳の白人少年ザッカリー・ハモンドは、サウスカロライナ州セニカにあるハンバーガーショップ「ハーディーズ」の駐車場に車を入れた。彼の隣には、1人の少女が乗っていた。そこで、マリファナを1袋売るため、人に会う予定だった。ハモンドが取引のことを知っていたかどうかは明らかではない。しかし、ハモンドも同乗者の少女も、実はその買い手がおとり捜査官だとは知らなかった。その後すぐ、別の捜査官が、ハモンドに致命傷となる銃撃を加えた。 地元のセニカ警察は、「おとり捜査官の援護をしていた制服警官が、ハモンドの車に近づいていった」と話している。だが、その次に起こったことには言い分が分かれている。セニカ警察のジョン・コヴィントン署長は、「ハモンドが警官に対して車で向かっていったので、彼は命の危険を感じ、車に向かって2発発砲した。ハモンドの上半身に当たった一発が、致命傷となった」。と話している。ハモン