2017年度末の奈良県内のホテルと旅館の客室数は計9197室となり、前年度末に比べて507室増えたものの引き続き全国最下位だったことが、厚生労働省のまとめで分かった。増加分の8割は、好調なインバウンド(訪日外国人)を見込んだホテル建設の動きが相次いでいる奈良市内だった。【新宮達】 同省の衛生行政報告例によると、県内のホテル数は66で前年度末比3増え、客室数も同549室増えた。一方で旅館数は同2減り、客室数も同42減った。「ゲストハウス」など簡易宿所の施設数は同27増の328と大きく伸びた。 奈良市では17年度にJR奈良駅周辺を中心にホテルの建設が相次いだ。ホテル数は同3増の35、客室数は同443室増の3142室となった。簡易宿所は1年間で22施設増加。さらに20年春の完成に向けて、奈良市役所南側で米高級ホテルも建設されている。
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