【ロンドン小倉孝保】ノルウェー・ノーベル賞委員会のヤーグラン委員長は10日、パキスタンのイスラム武装勢力タリバンに襲撃され重傷を負いながら女性や子供に教育機会を与える必要性を訴え続ける少女、マララ・ユスフザイさん(17)=英国在住=と、インドの児童人権活動家、カイラシュ・サティヤルティ氏(60)に2014年ノーベル平和賞を授与すると発表した。 【写真特集】世界巡るマララさん、史上最年少平和賞 ノーベル平和賞は、その年の2月1日までに各国の政府や国会議員、大学教授、過去の受賞者、国際機関の職員などによって推薦された候補者から、ノーベル賞委員会(5人)が選出する。 1901年から昨年までに候補になったのは計1343個人・団体で、計126個人・団体(複数回授賞の組織あり)が授賞している。今年は過去最高の278個人・団体に対する推薦があった。 授賞式は、ノーベル賞の創設者であるアルフレッド・