米国の主要ネット新聞の一つである「ハフィントン・ポスト」が2013年5月7日、日本版のサービスを開始して注目を浴びた。米国で2005年に僅か100万ドル(約1億円)の資本金と数名のスタッフで始まったハフィントン・ポストは、その後、急成長し、今ではニューヨーク・タイムズ電子版と同じくらいのページ・ビューを稼ぐと言われる。 この実力を買われ、2011年には米ネット大手のAOL(アメリカ・オンライン)が3億1500万ドル(300億円以上)でハフィントン・ポストを買収。しかしその編集権は同紙創設者・編集長のアリアナ・ハフィントン氏が引き続き持つ上、AOL本体が流すニュースやコンテンツの編集権までハフィントン氏に委譲された。一体、どっちがどっちを買収したのか分からないほど、ハフィントン・ポスト側に有利な結果となった。 徹底したトラフィック流入策でブレーク 米国で数あるネット新聞の中、なぜハフィントン