マーク・ワトニーを目指して 日本では2016年に公開されたリドリー・スコット監督の『オデッセイ』。火星での有人探査の最中に嵐に巻き込まれて孤立無援となった男マーク・ワトニーが、地球の仲間たちの支えとともに、科学の力で切り抜けるという内容のこの映画。話だけ聞くとSFスリラーという感じに思えますが、実際に観てみると「宇宙への憧れ」と「科学のロマン」が溢れる最高のサイエンス万歳!な作品でした。 気のせいかもしれないですが、一昔前の映画の潮流だと、火星などの他の星といえば、地球を侵略する恐ろしい存在みたいに描かれるものも多々あります。 ところが近年にはもう一度「宇宙への憧れ」を呼び起こすような名作も生まれ始めていて(まあ、最近でも『インデペンデンス・デイ リサージェンス』みたいな映画はあるけど)、私はそっちのほうが好きですね。 そんな「宇宙への憧れ」を、映画のなかではなく、今まさにリアルで輝かせて
![『マーズ・ジェネレーション』感想(ネタバレ)…子どもたちよ、オタクであることを誇りに思え](https://cdn-ak-scissors.b.st-hatena.com/image/square/a68f5fe3930cbabd94ccf01a94fa7cc24f0481e0/height=288;version=1;width=512/https%3A%2F%2Fcinemandrake.com%2Fwp-content%2Fuploads%2F2017%2F05%2FMarsGeneration.jpg)