破局は唐突に訪れた。国立国会図書館東京本館6階の食堂が、2020年10月20日をもって営業を終えてしまったのだ。 発表されたのは10月14日。あまりにも急だ。私たちには別れを惜しむ時間も与えられなかった。食堂で過ごした日々の思い出が脳裏をかけめぐる。図書館カレー、やけに彩度の高い食品サンプル、小鉢は別会計の謎システム——。 哀傷切なるものもあるが、国会図書館から食事ができる場所が減るのは単純に不便だ。2021年3月末、国会図書館に行く用事があったので、食堂事情がどうなってしまったのか確認してきた。 新型コロナウイルス対策のため、2021年4月現在、国立国会図書館東京本館は抽選予約制による入館制限が実施されている(最新の状況については公式サイトを参照されたし)。平時のようにふらっと訪問できなくなっているのには難儀するが、この状況なので致し方ない。 こういうメールが来る。ライブのチケットみたい
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