【ニューデリー時事】インド北部ウッタルプラデシュ州で9日までに、「遺伝子学的に男性」と診断された女性(32)が双子の男女を出産した。未発達だった子宮をホルモン投与などで成長させ、第三者から卵子の提供を受けた。担当医は「男性が出産したようなもので、極めてまれなケースだ」と話している。 外見は女性そのもので、自らが女性であることに疑いもなく7年前に結婚。だが、不妊治療のため訪れた病院で検査を受け、男性特有のXY性染色体を持っていることが判明した。 担当医は「母親の胎内で何らかの遺伝子変異があり、男性としての生殖器が発達しなかったのだろう」と指摘する。未発達の子宮があったが卵巣はなく、月経も経験していなかった。 女性は検査結果に驚きを隠せなかったが、夫は「何があろうとも私の妻であることに変わりはない」と支援を続けたという。 ホルモン投与などの治療を3年間続け、体外受精させた第三者の卵子を