4月15日、和歌山市の雑賀崎漁港で岸田文雄・首相が街頭演説する直前に爆発が起きた事件。演説会場にいた木村隆二容疑者(24)を“ヘッドロック”で取り押さえたのは、地元の漁師、西出さん(54)だった。その果敢な行動は多くの称賛を集め、岸田首相からは感謝の電話もあったという。西出さんは翌16日、記者会見を開き、「無我夢中だった」「けが人がなくてよかった」と語った。 【写真】“ヘッドロックした漁師”西出さんの会見写真。着ていたワークマンのベストの正面写真も。かっこいいと話題に 会見後、本誌・週刊ポスト記者は改めて話を聞いた。西出さんは前日の赤い派手な印象の服装とは違い、この日は地味な黒の装いだった。 ──犯人に言いたいことはありますか? 「まだ若いんだし、こんなことしてなんの得になるのか。反省してほしいですね。昨日も警察に行って、本人か確認してくれと言われて(木村容疑者を)見ましたけど」 ──取り
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