はじめてのラグジュアリーレジデンス青山にも西麻布にも数分もあれば歩いていける。そんな都心にありながら、そのレジデンスは、森林のような静寂さに包まれていた。住宅街のやや奥まった立地のおかげでもあるだろう。だが、それ以上に室内空間の落ち着き、心地よさが、せわしない街のざわめきをカバーしているような気がした。 「デザインを進めるにあたり、制約はありませんでした。でも、暮らすということを考えた時、必要なのは装飾的なデザインでは無く、本質的なものであるべきだと思ったんです。すべてのマテリアルは表層的なものではなく、奥行きを感じさせることを意識しました」 この4月に発表された『AMOMA 広尾』は、全7戸、総面積約271〜307㎡(専用使用権部分を含む)のラグジュアリーレジデンス。立地や広さ、ジムやメイドルームまで完備されていることを考えれば、とんでもない価格であることは想像にかたくない。最近、都心に