ともに歴史のある雑誌ですから、お二人が編集長になる以前から読者がいらっしゃって、この雑誌に対する思い入れがたくさんあるなかでデジタル化するのは相当難しかったと思います。「BRUTUS」はどういう経緯でデジタル版に踏み切ったのでしょうか。 まず、「BRUTUS」にはウェブは無理だと思っていました。ウェブは分断するメディアで、雑誌はパッケージのメディア。つまり、始まりがあって終わりがある。最初のページから読んでもらえている、という読者への期待や信頼に基づいて特集を組んでいきます。 ウェブでは、「BRUTUS」の唯一持っている「特集」というおもしろさが伝わらないかもと思ったんですが、1年前、突破する答えを見つけました。“アーカイブ”と“キーワード”です。 過去の記事を、ブラウザで閲覧するのに適したスタイルに再構成してクラウドに詰め込んでアーカイブする。 そして、ひとつひとつの記事をキーワードで結
![BRUTUS、ぴあがデジタル版復活に込めた想い「PV至上主義サイトにどう対抗するか」編集長が語る](https://cdn-ak-scissors.b.st-hatena.com/image/square/9d89c067124785dcbda91a278362da2c51bff6b8/height=288;version=1;width=512/https%3A%2F%2Fmedia.loom-app.com%2Fbi%2Fdist%2Fimages%2F2019%2F04%2F10%2F_G7A9925.jpg%3Fw%3D1280%26h%3D630%26f%3Djpg)