いろいろな仕事を渡り歩き、今はインフラ系エンジニアをやっている。いろんな業種からの視点も交えてコラムを綴らせていただきます。 ■エスカレートする無償 以前、大阪天王寺区で広報デザイナーが無償で公募された。業界では非難があがり、著名活動まで起きた。その結果、無償での公募は取りやめられた。さすがにこれはいき過ぎだと思っていたら、今度は政府のクールジャパンの会議で「クリエイターは無報酬で協力を」なんて発言まで出てきた。 天王寺区の財政状況は知らないが、クールジャパンに関しては推進費用としては2013年度の国家予算において500億円が計上されているそうだ。これだけ予算を割り振られているにかかわらず、なぜに無償なんて言葉が出るのだろうか。これはもう、クールジャパンではない。狂うジャパンだ。 ■価格を安くすることがクリエイティブではない 私が恐ろしいと思うのが、価格を安くしたり、無償にするのが革新的と