【記者:Dave Michaels】 (ブルームバーグ・ビジネス):マクドナルドは説明を求められそうだ。 ブルームバーグがまとめたデータによると、マクドナルド従業員の平均賃金を1とすると、同社の最高経営責任者(CEO)の報酬は644に相当し、対象企業の中でも格差が異例に大きいことが分かった。米証券取引委員会(SEC)が先週承認した新たなルールにより、マクドナルドのような株式公開企業は2017年から、一般社員の平均的給与とCEOの報酬の比率を毎年開示することを義務付けられる。 マクドナルドの前CEOが受けた報酬は、米企業幹部のトップクラスには到底及ばないが、そんなことは重要ではない。SECが企業に求めるのは、全従業員を対象とした報酬中央値の何倍の金額をCEOが受け取っているかを示す数値だ。 今年3月に退任したマクドナルドのドン・トンプソン前CEOは、昨年の報酬として約730万ドル(約9億円