NTTドコモの加藤薫社長は12日、毎日新聞のインタビューに応じ、政府が主導する携帯電話料金引き下げの議論について、「(料金体系など)分かりにくい点、不公平とされる点など改善が必要なことはやる」と述べた。総務省の有識者会議が年内にまとめる料金引き下げ策を踏まえ、料金プランの多様化を通じた料金引き下げを前向きに検討する意向を示した。 【日本は高い?】世界のスマホ通信料金を比較 有識者会議では、通話やデータ通信の利用が少ない顧客向けのプランの充実を求める声が強まっている。携帯大手3社が今秋に導入した月1700円のスマホ向け音声定額プランは、ドコモではデータ通信容量5ギガバイト(月5000円)の加入が必要。データ通信をあまり使わない人の負担を軽減するため、月3500円の2ギガバイトから加入できるようにするなど料金プランの多様化を求める声が上がっている。これについて、加藤社長は「収益的な影響が大き