私はドイツに住んでいるけれど、日本国籍を保有する子供が二人いるので、ドイツの学校に通っていても、申請すれば義務教育の間は日本の教科書を無料で受け取ることが出来る。 そんな制度を使って、小1から日本の全教科の教科書を受け取っているが、最近私が学習もの以外で気にしている教科が「道徳」だ。 教科書というのは、その年頃の子供が身近にいないと、たとえ日本に住んでいてもなかなかお目にかかる機会がない。 政権が道徳に手を突っ込むようになって、どんなことが起きているのか、紹介したいと思う。 我が家で道徳の教科書が手に入るようになった時期(小学校高学年)と、自民党が「道徳」に手を突っ込み始めた時期がちょうど重なっている。 小学生用を読んだときの印象は、「郷土や国を愛する心を」「集団における役割と責任」なんていう「愛国」と「全体主義」を思わせるストレートな見出しがいくつもあって、「なるほどな、これか」と思った
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