アイキューブド研究所が開発を進めている「ICC−4K技術」。上の写真は「ICC−4K」の処理前の映像。これに「ICC−4K」処理を施すと下写真のようになる。 逆襲に向けて動き始めている日本のテレビメーカー。各社とも確かな勝算があるようだが、取材をしていると、販売現場との大きな隔たりを感じざるを得ない回答もあった。それは、「さらなる高画質化」の追求だ。「違いがない」という指摘に対して、デザインやネットワーク連携、大型化、録画機能などで「個性」を発揮しようとする日本勢。各メーカーのキーマンたちを取材した中で、担当者たちが一様に口にしたのが「さらなる高画質へのこだわり」だった。 ちなみに、今年2月に行われた「CES」では、韓国勢の大型有機ELテレビに話題を奪われたが、日本勢の画質に関する最新技術にも目を見張るものがあった。例えば、ソニーが参考出品した「クリスタルLED」。これは画素のひとつひと