6月5日に放送されたフジテレビの金曜プレミアム「池上彰緊急スペシャル!」での韓国人の街頭インタビューで、実際の発言とはまったく異なる内容の字幕がつけられていた問題でフジテレビが謝罪した。 制作側の問題点については、Japan In-depth編集長の安倍宏行氏が6月29日付で的確に指摘したとおりだ。 しかし、池上彰氏には問題がなかったのか。池上氏は朝日新聞の取材に「私の名前がついた番組のなかで起きたことであり、申し訳ないことだと責任を感じています。番組スタッフ全体でのチェックが不十分でした」と話したというが、その内容についてはあまり反省していないようだ。この番組での池上氏の主張は、韓国に対する研究がずさんなだけでなく反韓感情もにじみ出ていた。 たとえば、「日本が何かするたびに韓国が抗議をする」「日本をすごく意識している。それは意識している。すごく意識している。一挙手一投足を意識して何か