富士山 若い頃は何とも思わなかったのですが、いつしかそのてっぺんに立ってみたいと思うようになりました。 中年になって、たまに低山登りを楽しむようになってからも、ずーっと富士山に登るという思いを持っていました。 それが、いざ登るとなると、なかなか踏ん切りがつかなかったのです。 というのも、その頃は低山にしか登ったことがなく、しかも、出かけるのは2ヶ月に1回くらいの「なんちゃってクライマー」。 奥多摩や秩父の低山でもヒーヒーいいながら登るような体力無しでしたので。 また、富士山の登山シーズンが始まると、TVニュースでその様子が放映されますが、とにかく人多すぎ状態がクローズアップされます。 登山道はとんでもない大渋滞、山頂はご来光を待つ人が鈴なり状態、そして、山小屋は見知らぬ他人と1枚の布団をシェアしあう混雑ぶり。 こういう状況を知るにつけ、とてもじゃないけど自分には無理だなと思ってしまうのです