抗不安薬はさまざまな精神疾患に処方されている。この疾患には処方しないと言うのはあまりない。抗不安薬の品目の多さは、日本は世界でもトップクラスではないかと思われる。抗不安作用の強さ、効果の持続時間、副作用の強弱により、患者さんに合わせて処方されるが、概ね、強さにランキングがある。例えば、リーゼ、セレナール、レスミットは最弱の薬物に属している。強い抗不安薬については、感じ方には個人差があり、薬理学的な序列と一致しないような感覚はある。それは使用される用量や、特に眠さ、筋弛緩作用などの副作用も関連しているのではないかと思われる。 一般に強い抗不安薬といわれるもの (強い順に並べていない) デパス (半減期:短) ワイパックス (中) レキソタン (中) レスタス (長) セパゾン (長) メイラックス (長) 抗不安薬には等価換算表なるものがあり、 セルシン 5m