米Googleは世界最大の検索エンジンとして広告事業で大きな利益を上げている。だが業界観測筋の間では、「SaaS(サービスとしてのソフトウェア)型メッセージング&コラボレーションツールのGoogle AppsやYouTubeといった各種のベンチャー事業を検索事業の売り上げで支える」というGoogleの従来のやり方が長期的に持続可能かどうかについて疑問視する声も上がっている。だがGoogleを見限るのはまだ早い。同社はAndroidなど重要なアプリケーション開発の取り組みを進めており、Androidは今後モバイル&ワイヤレススマートフォン市場で大ヒットする可能性もある。 Googleは1つしか才能のない企業なのだろうか――? Googleを競争から除外しようと、これまでMicrosoftの複数の幹部がこの問いに対する答えが「イエス」であるかのように主張しているが、Googleはその「唯一の才
卓越したテクノロジに支えられた検索エンジンにより、インターネットの世界を大きく変えようとしている企業――Googleは、現在のシリコンバレーにおける最もホットな企業のひとつだ。IT業界が不況に苦しむ中で、同社の存在感は以前にも増して高まりつつある。Googleがどの方向に進んでいくかというのは、検索業界のみならず、いまや多くのIT業界関係者の注目するところとなっている。 そんな中で、ブロガーたちのコミュニティであるWebサイト「AlwaysOn」が、GoogleのCEOであるエリック・E・シュミット(Dr. Eric E. Schmidt)氏にインタビューを行い、4月下旬、その長大な記事をサイトに掲載した。 AlywasOnは技術者や会社役員、起業家、研究者、投資家、政府職員などによって構成され、「グローバルなデジタルネットワークを構成するテクノロジは今後も成長し続けるとわれわれは信じてい
開発とテストの融合こそゴール。続、グーグルはあれほど多くのソフトウェアのテストをどのように行っているのか? グーグルでTest Engineering Directorを務めるJames A Whittaker氏が書いたエントリを紹介した先日の記事「グーグルはあれほど多くのソフトウェアのテストをどのように行っているのか?」が非常に好評で、「続きがあれば読みたい」というコメントをいただいていました。 Whittaker氏がそのエントリの続き「How Google Tests Software - Part Threeを公開していますので、ご要望に応えて紹介することにしましょう。 品質は開発の問題であってテストの問題ではない 品質とはどのように実現するものなのか? という問いに対して、Whittaker氏は次のように書いています。 The simple solution to this con
グーグルは検索エンジンだけではなく、メールソフトのGmail、オフィス系ソフトのGoogle Apps、WebブラウザのChromeやOSのAndroidなど、さまざまな種類と規模のソフトウェアを開発しています。 それらはどのようにテストされ品質管理されているのでしょうか? グーグルのブログGoogle Testing Blogに、Test Engineering DirectorのJames A Whittaker氏による「How Google Tests Software」がポストされ、その概要を伝えています。 3つのチームからなるEngineering Productivity Whittaker氏はまず、グーグルにはテストの専門部隊はいないのだ、という組織構造の説明から始めます。 There isn't an actual testing organization at Googl
昨日はITpro主催のイベント「ユーザー企業のためのエンタープライズ・クラウドフォーラム」に参加してきました。 日経コンピュータ 中田敦記者のセッション「みえてきたクラウドのコスト」では、グーグル、アマゾン、マイクロソフトの最新データセンターの動向を紹介してくれたのですが、これが非常に興味深い内容でした。セッションの内容からトピックを2つほど紹介します。 大規模データセンターは7倍効率がよい 1つ目は、日経コンピュータ2009年7月8日号で同記者が記事としても書いていることなのですが、データセンターの規模の経済について。1000台クラスの中規模データセンターと、5万台クラスのデータセンターを比較すると、大規模データセンターのほうが7倍も効率がよいというデータが示されています。 つまり、ユーザーがある大きさのコンピュータリソースを調達しようとするとき、大規模データセンターは中規模データセンタ
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