私がまだ今でいうピンチケだった頃、私のアイドルファン人生を決定づけたといってもいいほどに影響を受けた一冊の本があります。それが、「アイドリアン超人伝説―アイドルに人生を捧げたエイリアンたちの記録!」(古橋健二著・1990)です。 タイトル通り、アイドルよりも“アイドルに人生を捧げた”ファンの側にスポットを当てた本です。ヲタ芸がテレビで披露されるような昨今と違い、「オタク」という言葉がメディアに出てきて日も浅く、まだ“犯罪予備軍”呼ばわりされていた頃の本です。ここに記された先人達の生き様に、自分はまだまだだなあなどと思ったものです(何が)。 様々な“アイドリアン”の分析もこの本で行われており、それは世紀を超えた今にも通じる部分があったかと思います。残念ながら今は手元に無いので正確な引用ができないのですが、以下は、私の考えもかなり含まれているかもしれません。もしこの本と同じことが書かれていたな