火星を緑の惑星に――「火星環境シミュレーター」で栽培実験 2005年11月22日 コメント: トラックバック (0) Rachel Metz 2005年11月22日 インディアナ州グリーンビルにある小型の冷蔵庫ほどの大きさの空間の中で、科学者たちは人類の火星入植に向けての第一歩を踏み出そうとしている。 エンジニアリング企業の米ショット社と米航空宇宙局(NASA)の先端構想研究所(NIAC)は「火星環境シミュレーター」と呼ばれる装置(写真)を共同開発した。これを使って、地球以外の惑星に作った温室で植物を栽培する方法を研究するのだ。こうした研究が、ゆくゆくは人類が火星で暮らして活動することを後押しするほか、惑星における生物の進化のなぞを解き明かすと期待されている。 実はショット社の発端は、高校の科学コンテストのためのプロジェクトだった。ショット社の創立者の1人であるジョン・ベリンガー氏は198