火星があす7月31日に最接近を迎え、地球から5759万kmまで近づきます。ここまで近づくのは15年ぶりのことで、普段よりもひときわ明るく輝く、赤い火星を見ることができそうです。肉眼でも見ることができますが、望遠鏡ではさらに表面の模様まで楽しめるかもしれません。東北地方は、高気圧に覆われて晴れる予想ですので、観察には絶好のチャンスとなるでしょう。 仙台市天文台によりますと、大接近となる時刻は7月31日16時50分ですが、日本では火星はまだ昇ってこないため、南の空に高く上がった22時30分頃が見やすい時間帯となるそうです。明け方3時ごろに沈みますので、ほぼ一晩中、観察のチャンスがありそうですね。 また、最接近の7月31日の前後数日は20時頃に、東から西にかけて火星、土星、木星、金星が一度にそろいます。このとき、火星は赤く明るさが際立っていますので、すぐに見つけられるでしょう。 夏休みの思い出に