八月某日。平日。 出社しておはようございますと上司に挨拶するなり、お前、声の調子がおかしくないかと言われたのは、俺としたことがうっかり風邪を引いてしまって、昨日、ガンガン冷房を効かせてタンクトップ1枚で爆睡したのはまずかったな、あんなことしたら喉も死ぬわ、と後悔した事実はまったくなく、酒焼けである。酒でのどが死にました。 というのもここ最近、というか5日ほど、同窓会やらオフ会やらオフ会で、時にはダブルヘッダー、昼も夜もビールを飲んでその後カラオケオール、みたいなことを続けていた俺ののどにダメージが蓄積されていたのは当然のことなのだけど、俺の枯れてしまったのどより考えるべきことが世の中にはたくさんあって本当にうんざりする。春風ちゃんや芦田愛菜ちゃんやLINEやドリランドや中国やバカみたいなオリンピックの報道や「痴漢は犯罪です!」のポスターを見るにつけ、もう終末はすぐそこまで迫ってるんじゃない