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ブックマーク / note.com/aniwatanabe (3)

  • カメラが暴力になる。:写真の部屋|ワタナベアニ

    この記事を読んで、ウンザリした。 https://news.livedoor.com/article/detail/17178431/?fbclid=IwAR3mnOAmEuKPPii9iX1kUuxbgqa2hIgAaKW5mD60JI5vfzh4bvaKjoaAJUE 誰もがスマホを持つようになり、そこで起きたことが善悪にかかわらず記録されていくんだけど、俺たちは写真が職業だから、「何を撮って、何を撮らないか」を決めている。 これを撮ったら、あれを撮ったことに整合性がなくなる、という事態が起こりうる。事故や災害はそれを知らしめるために報道カメラマンが撮る。悲惨な戦争も被災地も世界に伝える義務があるからだ。ただしその人が政治的でも経済的でも、戦争や差別にかかわる人からそれを助長するための仕事を引き受けていたとすれば、まったく説得力がなくなる。だから広告写真家とジャーナリストは兼業できない

    カメラが暴力になる。:写真の部屋|ワタナベアニ
  • 追加説明:写真の部屋(無料記事)|ワタナベアニ

    写真には文学性が必要です。と書いたことに質問をもらいました。 「それってどういうことですか」 わかりやすく説明すると、これがクルマを撮った写真か、結婚式を撮った写真なのかの違いです。 文学はくどくどと説明をしません。「月が綺麗ですね」と隣に座っている人に伝えることで、私はこの美しい月をあなたと見られることに嬉しさを感じています、という意味を込めています。 写真が「お前が好きだ、愛してる」と声高に言ってしまっていると、それはありきたりだし、野暮になります。ですから、自分が写真に何を写したかったかをどう表現するかが大事なのです。 言いたいことを隠せ、という意味ではありません。その場にある要素すべての中から「一番適切に感情を表しているものは何か」を精密に探す訓練をするのです。そうでないとディズニーランドに行ったという感激を残す写真を、入り口の看板の下で撮ることになります。 ですから、いいをたく

    追加説明:写真の部屋(無料記事)|ワタナベアニ
  • フィルムとデジタル。|ワタナベアニ

    仕事でやっている人からはまったく聞かれず、趣味の人からは確実に聞かれるという不思議な質問がある。 それが「フィルムとデジタルではどちらが優れていますか」だ。 結論から言えば「パーフェクトに興味がない」。優れているという基準を時間で判断するなら圧倒的にデジタル。現在のワークフローに対応するならデジタル。機材の対応で考えたらデジタル。昔はこんな感じだったよね、と懐かしみたいならフィルム。どんなことがあっても記録が残るという安心感ならフィルム。 と、選択する基準によって変わる。ただその評価の多くを満たすものがデジタルだから「仕事の道具」として選んでいるだけ。今後、もしフィルムともデジタルとも違う仕組みが現れて便利だったなら、当たり前だけどそれを使う。 機材の進化はテクノロジーの進化だから、後戻りはできない。2000万画素なんて必要ないよ、4000万画素なんて、と言いながら、時間とともに人は慣れて

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