東京電力は8日、福島第1原発1号機のタービン建屋内での復旧作業の様子を撮影した動画を公開した。 撮影日は6日午後。画面に映っている太い換気用ホースで、隣接する原子炉建屋内の空気を取り込み、放射性物質を除去することで同建屋内の放射線量を下げる作業が進んでいる。建屋内の線量計には、毎時0・2~0・3ミリシーベルト程度の線量が表示されている。 また東電は8日、4号機の使用済み核燃料プール内部を7日午前に撮影した動画も公表。水素爆発で散乱したとみられるがれきや作業用の機器が、水中の燃料集合体の上に落下している様子がうかがえる。時折上がっている泡は水蒸気。東電によると、プールの水温は80度以上(通常は35度程度)に達しているという。【比嘉洋】 http://mainichi.jp/select/weathernews/20110311/nuclear/