「大相撲の『八百長』って何だ!?」 この特集を組んだのは1980年。ちょうど「Number」創刊の年でした。 当時、大相撲は年間を通して殆ど満員御礼というブームの最中にありました。 現・貴乃花親方の父である初代・貴ノ花が群を抜いた人気を誇りつつも、 ウルフこと千代の富士が次代のスター力士として急成長している時代でした。 ――30年が経った2011年。ふたたび日本中を騒然とさせている八百長問題。 わたしたちは、この記事に再び陽の目を当てるべきだと考えました。 ウェブにしては長文なのですが……それだけに読み応え充分です。 大相撲の八百長。古くて新しい難問に対する一つの考え方がここにあります。 「“内部告発”を続ける某週刊誌」と表紙でお伝えしたのは『週刊ポスト』誌である。 かれこれ半年にわたって続いているそのキャンペーンの要旨はこうだ。 ――元十両力士で“大相撲の八百長の仕掛人であった”と称する
10日に放送されたNHKの大相撲中継で、とんだハプニングが起こった。ゲスト出演した相撲通で知られるアーティストのデーモン閣下が衝撃発言。来年初場所の夢番付という企画で、東前頭筆頭に「琴田宮」を挙げたのだ。 琴田宮は昨年7月、野球賭博に関与したとして解雇された元大関琴光喜(34)=本名・田宮啓司=の入門時のしこ名だ。日本相撲協会にとっては心機一転を期す初場所だけに、触れてほしくない話題。加えて協会は10日、田宮氏が力士としての地位保全を求めた仮処分申請が東京地裁に却下されたことを発表したばかりだっただけに何とも間が悪かった。 NHKは事前の打ち合わせでは「琴田宮」の名を出すことに反対したものの、デーモン閣下が「それではデーモンを出す意味がない」と突っぱねたという。デーモン閣下は「琴光喜に関しては処分に疑問を持っている。反省したうえで十両下位からやり直してもいいのではという私見だった」と説
日本相撲協会は14日、力士、親方ら65人が賭博にかかわっていたと発表した。この日、監督官庁の文部科学省を事業部長の出羽ノ海親方(元関脇鷲羽山)らが訪問。スポーツ・青少年局競技スポーツ課の芦立訓課長(49)は、川端達夫大臣の強い要望を代弁する形で厳しく対応した。 相撲協会関係者と約1時間話し合った芦立課長は、平静を装いながらも怒っていた。「公益法人として、これほど不祥事が続いているところは他にどこにもない。一番厳しいのは相撲協会への解散命令だが、まだそういう状況ではない」。暴力団関係者の観戦問題に続き、野球賭博問題も発覚した。相次ぐ不祥事に、ついに「最終手段」もちらつかされることになった。 もちろん、同省に相撲協会の解散や内部を強制的に改革する権限はない。しかし、文科省の発言を無視し続ければ公益法人として認可されなくなる可能性もある。芦立課長は「相撲協会の株式会社化? それもある。ただ、今の
リリース、障害情報などのサービスのお知らせ
最新の人気エントリーの配信
処理を実行中です
j次のブックマーク
k前のブックマーク
lあとで読む
eコメント一覧を開く
oページを開く