JR神戸線の駅構内で約40分にわたり電車を運行できなくしたとして、兵庫県警鉄道警察隊と兵庫署は30日、威力業務妨害の疑いで、同県明石市の無職の女(50)を逮捕した。調べに対し「私が止めたわけではない」と容疑を否認しているという。 逮捕容疑は30日午前10時半ごろ~同11時15分ごろ、神戸市兵庫区のJR兵庫駅に停車していた姫路発野洲行き快速電車内からホームに片足を出すなどして、運行を妨げた疑い。 同署などによると、女は別の駅からこの電車に乗った際、一緒にいた息子が乗れず「子どもが取り残された」と、兵庫駅で車掌に詰め寄ったという。 JR西日本によると、このトラブルの対応により、神戸線などで上下計4本が運休し、計23本が最大44分遅れ、約5700人に影響した。