28日午前の東京外為市場でドルが161円台まで上昇した。ドルと円のイラスト写真。(2024年 ロイター/Dado Ruvic/Illustration/File Photo) [東京 27日 ロイター] - 外為市場で金利差収入を狙った円売りが改めて存在感を増している。短期売買を繰り返し値ざやを狙う投機筋のようにドルの上値を追いかけることはないが、下値ではすかさず買いを入れてくるスタンスで、円を歴史的な安値に押し下げる陰の主役となっている。その影響力から一部で「キャリー・モンスター(キャリー取引の怪物)」とも呼ばれており、将来の金利の方向性だけではなく、現在の水準に着目している点が特徴だ。
![アングル:歴史的な円安、陰に「キャリーモンスター」 大きな金利差に勝機](https://cdn-ak-scissors.b.st-hatena.com/image/square/ffdbeb7e3d4ef4921442668499580594a61cad5e/height=288;version=1;width=512/https%3A%2F%2Fwww.reuters.com%2Fresizer%2Fv2%2FQWWAZJCZO5MY5KRMLHRULRH3DQ.jpg%3Fauth%3Dfdb591c9c6a4f77e2c67af95a503967764693ad03bfd01473d8bf73c00025132%26height%3D1005%26width%3D1920%26quality%3D80%26smart%3Dtrue)