宝塚記念の勝ち馬アーネストリーは大外の〔8〕枠(18)番。東京芝2000メートルでは最も不利な枠で、1984年以降ではシンボリクリスエスしか勝っていない。枠順発表の紙を受け取った佐々木晶調教師は「アーッ!」と絶叫。「まさかまさかやな。(18)番は勝ったことあるのか? クリスエスだけか…」と苦悩の表情になった。「追い切りの動きは良かったし、デキは本当にいい」(佐々木晶師)だけに、枠順克服が大きなカギとなった。天皇賞・秋の枠順へ (紙面から)
ジャパンC(11月27日、GI、東京、芝2400メートル)に予備登録があった外国馬のうち、今年の凱旋門賞を制したデインドリームと同2着のシャレータ、さらにサラリンクス、ミッションアプルーヴドの関係者から招待を受諾する旨の連絡があったことを27日、JRAが発表した。
JRAは4日、84年の3冠馬シンボリルドルフ(牡)が死亡したと発表。30歳だった。 8戦全勝で史上初の無敗3冠馬となったシンボリルドルフは、その後も圧倒的強さでファンを魅了。“皇帝”の愛称で親しまれた。通算成績は16戦13勝。 現役引退後は北海道門別町のシンボリ牧場にて種牡馬として供用され、種牡馬引退後は、千葉県成田市のシンボリ牧場にて繋養されていた。 全レースで手綱を取った岡部騎手は「元気だと聞いていただけに、今朝報せを聞いてとても残念に思いました。思い出はたくさんありすぎて一言で表すのは難しいですが、“自分の人生の一部”とも言える馬でした。お疲れ様でしたという気持ちとともに、ゆっくり休んでくださいと言いたいです」とコメントした。
2日の凱旋門賞をレースレコードで制したデインドリーム(独=P・シールゲン、牝3)がジャパンC(11月27日、東京、GI、芝2400メートル)に参戦することが決まった。10日に同馬の共同オーナーである吉田照哉社台ファーム代表が明らかにしたもの。 「ジャパンCに登録をしました。すごく前向きに、馬のデキが悪くならない限りは使います。どっしりと構え、落ち着きある馬なので輸送も問題ないでしょう。凱旋門賞馬の参加で(JCが)盛り上がりますからね。凱旋門賞は3歳馬が有利な斤量ですが、今度は斤量差が減るのがどうかですが、レースは面白くなりますね」と吉田代表は意欲的に語った。 (紙面から)
CWコースで追われたダンツホウテイは力強い動きでラスト1ハロン12秒3。重賞初Vへの準備は整った=栗東トレセン(撮影・新城安彦)【フォト】 エプソムCの追い切りが8日、東西トレセンで行われた。前走のメイSを快勝したダンツホウテイは、栗東CWコースで堂々たる動きを見せ、楽々と先着。さらに調子を上げており、陣営は重賞初Vに向けて手応え十分の様子だ。美浦・高橋裕厩舎のセイクリッドバレー、スズジュピターの2頭も上々の動きで順調な仕上がりをアピール。なお、産経大阪杯2着ダークシャドウは9日に追い切る予定だ。 【続きを読む】
−−ディープ産駒の印象を 「小さいけど形が良く、動きも柔らかい。ただ、セレクトセールでディープ産駒を買うつもりはなかった。高くて買えないと思ったから。でも手を挙げ始めたら引っ込みがつかなくなって。セリの雰囲気は怖い。はめられた感じ(笑)」−−トーセンレーヴの連闘でのプリンシパルS出走はオーナーの執念を感じさせた 「賞金的にダービーには出られないし、少しの疲れ程度なら目をつぶってもらおうと。でも、馬はさらに良化していた。この馬がダービーに出ることで競馬が盛り上がってくれれば」−−山元トレセンで震災に遭ったトーセンラーは、皐月賞で無事復帰 「移動時間は長くなったが、多くの人の助けで帰厩できた。きさらぎ賞で皐月賞馬(オルフェーヴル)に勝っているし、あの時の脚が使えれば。仙台にあるウチの会社や工場も津波でやられたが、人がみな助かったのは何よりだった」−−2頭出しとなるダービーへの意気込みを 「これ
第72回オークス(22日、東京11R、GI、3歳牝馬オープン国際、定量、芝2400メートル、1着本賞金9700万円=出走18頭)後藤浩輝騎乗のエリンコート(栗東・笹田和秀厩舎)が力強く伸びGI初制覇。タイムは2分25秒7(良)。 オークス初制覇とともにクラシックも初勝利の後藤騎手は「初のクラシックなので今でも信じられない。今日は急激に天気が悪くなり、直線はライトを気にして内に切れ込んでいってしまった。だけど、余力はありました。感無量です」と喜びのコメント。前走の忘れな草賞で初コンビを組んだエリンコートを見事な騎乗で樫の女王に導いた。
JRAが4月から発売している新馬券「WIN5」で22日、JRA史上最高の1億4685万110円の配当が出た。 京都10Rは2番人気、東京10Rは3番人気、京都11R東海Sは2番人気ワンダーアキュートが勝った。しかし、新潟11Rで10番人気、東京11Rのオークスでは7番人気のエリンコートが勝ち、的中はわずか6票だった。 WIN5は指定された5つのレースの勝ち馬を当てる「5重勝単式」という方式で、インターネット限定で発売。最高2億円の払い戻しでキャリーオーバーも発生する。発売は5週目で、先週の763万6650円が最高だった。 JRAでは2月の小倉競馬で3連単1950万7010円が最高だった。公営競技の史上最高配当は22年10月に平塚競輪のチャリロトで9億598万7400円がある。高配当データへ
日本ダービー(29日、東京、GI、芝2400メートル)を目指す皐月賞4着馬デボネア(栗・中竹、牡3)に、世界最高のジョッキー、ランフランコ・デットーリ(40)=イタリア出身、英国拠点=が騎乗するプランがあることが16日、明らかになった。来日が実現すれば06年のジャパンC(ウィジャボード3着)以来のことになる。 【続きを読む】
メジロ牧場の所有馬で最後の出走となったメジロコウミョウが1着となりメジロ軍団ラストランを見事勝利で飾った=新潟競馬場(撮影・菅原和彦)【フォト】 15日の新潟4Rサラ3歳未勝利に、“メジロ牧場”の最後の出走馬メジロコウミョウ(牝3歳、美浦・大久保洋吉厩舎)が登場。1番人気ヤマニンリップルの追撃をクビ差しのぎ、“メジロ牧場”の最後を勝利で締めくくった。 メジロコウミョウは父キングカメハメハ、母メジロルルド、母の父サンデーサイレンス。祖母はメジロの看板馬で、現役時代GI5勝を挙げたメジロドーベル。
昨年のGII中山記念を制したトーセンクラウン(美・菅原、牡7)が7日付で登録を抹消された。通算成績は44戦6勝で、重賞は前記の1勝。1日の天皇賞・春で12着に敗れた後、左前脚の繋靱帯不全断裂が判明しており、これが最後のレースとなった。今後は北海道日高町のエスティファームで乗馬になる予定。 (紙面から)
日曜阪神2Rはナリタデリゲート(左から2頭目)が1位で入線したが、最後の直線で外に斜行して6番(2着)と12番(9着)の走行を妨害したために10着降着。ナリタに騎乗した福永祐一騎手は開催4日間の騎乗停止となった【フォト】 福永祐一騎手(34)=栗・フリー=は17日、阪神2Rでナリタデリゲートに騎乗して1位入線したが、最後の直線コースで急に外側に斜行し、ダンスオブウォー及びレディワシントンの走行を妨害したため10着に降着となった。福永騎手は23日から5月1日まで騎乗停止(開催日4日間)。同騎手の騎乗停止は、07年6月23日の阪神11RグリーンS(ペガサスファイト、1位入線→6着降着)以来8回目(降着5回、失格3回)。 騎乗予定だった皐月賞(24日、東京)のリベルタスは、横山典弘騎手(43)=美・フリー=に、天皇賞・春(5月1日、京都)のトゥザグローリーは、四位洋文騎手(38)=栗・フリー=に
今年1月から、ムチの使用に関して新たなルールが導入された。IFHA(国際競馬統括機関連盟)のガイドライン(2010年制定)に沿った9項目だ。ただ、騎手をはじめ、関係者から疑問の声が多い。そこでサンケイスポーツは、裁決のエキスパートであるJRAの中村嘉宏美浦TC公正室長に、諸外国との比較や今後の方針などを取材した。(聞き手・松永昌也) 【続きを読む】
JRAは30日、昨年のJRA最優秀2歳牝馬で桜花賞(4月10日、GI、阪神・芝1600メートル)最有力候補とみられていたレーヴディソール(牝3歳、栗東・松田博資厩舎)が右トウ骨遠位端部分の骨折を発症したと発表した。 レーヴディソールは父アグネスタキオン、母レーヴドスカー、母の父Highest Honorという血統で半兄に09年の青葉賞(GII)を勝ったアプレザンレーヴ、07年阪神JF2着のレーヴダムールなどがいる。JRA通算4戦4勝。重賞は10年デイリー杯2歳S(GII)、10年阪神JF(GI)、11年チューリップ賞(GIII)の3勝。 チューリップ賞では単勝支持率81.4%という驚異的な支持を受けた。これは、84年のグレード制導入後では、05年菊花賞ディープインパクト(1着)の79.0%を上回る重賞での新記録。 チューリップ賞後は桜花賞へ向け、順調に調整されていたが、30日の1週前追い切
すでに引退して中央競馬の登録を抹消しているキングストレイル(牡9、父サンデーサイレンス)がアイルランドで競走馬として復活することが28日、分かった。 同馬は美浦・藤沢和厩舎に所属して35戦4勝、’05GIIセントライト記念、’07GIII京成杯オータムHの2重賞を制覇。昨年3月27日の日経賞14着が最後のレースとなり、4月7日付で登録を抹消した。その後、北海道・安平町のノーザンファームなどで運動は行われていたが、アイルランドから名馬サンデーサイレンスの血が欲しいとの理由で後継馬としての強いオファーがあり、関係者が快諾した。 すでに2月にアイルランド入りし、現地で開業している日本の児玉敬調教師の元で新天地でのデビューに向けて調教が積まれている。同厩舎は有馬記念、JC2着など活躍したポップロック(移籍後2戦1勝で引退、今シーズンからチェコで種牡馬入り)も受け入れており、キングスは競走生活を終え
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