98年にドバイワールドCに挑戦したキョウトシチー(牡20)が死亡していたことが30日、分かった。北海道日高町の幾千世牧場で功労馬として余生を送っていたが、2週間前から体調が悪化、29日夕方に急死した。 現役時代は栗東・中尾謙厩舎に所属。97年浦和記念(交流GII)など中央・地方で重賞7勝をあげ、98年にはドバイWCに挑戦して6着と健闘した。中央、地方、海外で通算56戦13勝。獲得賞金は6億3896万1000円。現役時代に担当していた宮本調教師は「いろいろお世話になった馬でした。長い間、走ってくれたし、幸せだったと思う」と話していた。