2022年2月3日のブックマーク (2件)

  • 第38話 丸々 - 魔石クラフトダンジョンズ(さんすけ) - カクヨム

    こんな筈じゃ無かった。 俺は白狼になっていた。真っ白な子どもの狼だ。大人の硬く煤けた触りたくもない毛並みではなく、 ツヤッツヤの産まれたてホヤホヤ、フカフカのモフモフだ。鼻は勿論少しデカいが、もう俺と云えば鼻デカはアイデンティティ。気に入っている。 確かにモフモフは好きだ。 しかし俺がモフモフしたいのであって、決してモフモフされたいのでは無かった。 真っ白な可愛い仔犬のイメージをしっかり持って、魔石の情報を書き換えられたと思う。確かにそうなったが、モフモフを楽しむのは俺ではなく、 ゴブイチであった。 何故もっと考えなかったのか、ワクワクが止まらないままの油断だ。 ゴブリンのジョセフには戻れるのだが、何故か?殺気の様なプレッシャーが俺の変化を頑なに拒む。 ゴブイチとは当に目に見えて絆が深い、以心伝心で俺が魔石に魔力を込めようか考えるだけで、物凄く機嫌が悪くなる。 そうして俺は、ゴブイチの左

    第38話 丸々 - 魔石クラフトダンジョンズ(さんすけ) - カクヨム
    rirero
    rirero 2022/02/03
    モフモフっていいな!
  • 第37話 その後 - 魔石クラフトダンジョンズ(さんすけ) - カクヨム

    狼王を倒すと、狼達は支配していた魔力の触手から解放され、蜘蛛の子を散らす様に森の中へ逃亡した。 俺達は最早、大狼など物の数では無いので、狼達の判断は正解だ。 しかし、怪我もしていないのに、留まる大狼がいた。石畳み中央のプールを見つめ、いつまで座り待機している。 いや、視線を感じる。俺だ、俺を見ている。 試しに石畳みを降りてゆくと、狼達は集まりはじめ、更に進もうと足が浮いた瞬間、狼達の群れが割れ、道が出来る。 あっ!これ気持ちいい!イヤ、やばい奴だ。俺を主としている。 どうしようか? 戦力は、せ、戦力…、じゅっと眼頭が熱くなるが、今は置いておく、 戦力は欲しい。 しかし、ゴブリンの俺でいいのか? 俺は石畳みに戻るとプールを覗き込む。弱々しい光を放つオーブが沈んでいた。 今は少しでも情報が必要だ。俺はそっとプールの中の水に手を入れる。 《…、…解放…。》 俺の中にオーブの意識が流れ込む。ノイズ

    第37話 その後 - 魔石クラフトダンジョンズ(さんすけ) - カクヨム
    rirero
    rirero 2022/02/03
    怒涛の新展開⁉︎