カメキチの目 この本の最重点部分は前半部で述べられていました(それを④までの記事で紹介したつもり)。 最後に、本の後半部分で強く感じたことを三つだけ書きます(「書く」というより引用)。 ①待つこと。見守るということ。 待つや見守るが長びくと、まわりの者は「いつまで待てばいいのか…見守ればいいのか…」となりがち。 だが、これは本人にストレスになりがち。 私は平衡障害なので、たとえば、外出の際かがんで靴を履き、杖を持つという行為がスムーズにはできません。胃がないので、飲食物がスムーズに食道を通過するよう少量ずつ口に運ぶので、食事時間がとても長い。こういった動きをツレは黙って待っていてくれるので助かっています(「相手が待っていてくれる」ことの安心感、ありがたさは、自分がそういう立場にならないと実感できないと思う)。 ですが、幼児でもスイスイできることが自分にはムリという事実が、時として情けなさに
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