今回はフィクションについて書く。しかも、ファンタジー。ある剣士の物語を紹介する。それでも構わなければこの先を読んでいただきたい。 ✳︎ 男の名はD。鋼の肉体と大胆不敵な性格。まさに戦うために生まれてきたような男だった。彼自身も戦いを愛し、強い相手と戦うことを望み続けた。 Dは特殊な組織に属していたが、行動は一人を好んだ。生まれつき孤独だった彼にとって、一人でいることは自然であり、仲間は必要なかった。組織も彼の強さ故、自由を許していたように思えた。 Dは戦いの中で蓮と言う名の剣士に出会った。蓮はDの組織とは敵対する組織に属していたが、二人はいつしか行動を共にするようになっていった。なぜなら蓮もまたDと同じように孤独であり、強さを求めていたからだった。 蓮はDと違い、少し前までは孤独ではなかった。歴史ある崇高な組織に剣士として仕え、同じ志を持つ仲間がいた。しかし、組織の前に一人の不思議な男が現
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