第8話 はやり① 今回の慕たちは、前回言っていたお祭りに参加していた。 慕は、1年生の時に買った浴衣が小さくなってしまったため、杏果が貸してくれた浴衣で参加。 1年生の時に買った浴衣じゃ、そりゃ5年生になったら小さくなっちゃうよなぁ。 慕は遠慮勝ちな子だから、その辺はちゃんとリチャードソンの方で気付いてあげないと……。 閑無も「浴衣って歳でもない」なんて言っていた癖に結局着たんだ。 おまけに、玲奈に写真まで撮ってもらってるし。 もしかして、慕が浴衣を持っていないと知って、気を遣っていたのかな? そんな二人に浴衣を用意してあげる杏果は、本当に保護者ポジだなぁ。 「お客さん用の浴衣」というセリフからすると、杏果の家は旅館か何かなのかね? お祭り会場を見て回っていた慕たちは、なんとそこに「瑞原はやりミニコンサート」の舞台を発見。 そしてその場所に、コンサートの主役である、はやりん本人が現れる。