隔月刊『スーパーダッシュ&ゴー!』連載、「R.O.D REHABILITATION」の第4話 独立国家「愛書都市(ビブリオポリス)」を舞台としているこの作品。読魅子は稀覯本を読むためなら殺人もいとわない性格。なぜ彼女はそうなのか、いや、そもそも読魅子の正体は何なのか、彼女の教え子だという男が語ります── 数々の稀覯本を強奪したとして自警団に逮捕された読魅子。彼女の釈放を願い出たのは金持ち…というか稀覯本持ちの雨宮という男。ランクA+クラスの稀覯本全てを保釈金ならぬ保釈書として渡すと言い出します。なぜ雨宮がそこまでするのか、それは読魅子と浅からぬ関係があったからでした… 雨宮は若い頃から病弱で、感染を恐れて看病する者も居ない日々。学者である父は世間体を気にして家庭教師を付けてくれました。それが読魅子。優れた教師で どんな問いにも答えてくれた上に体調も気遣ってくれる性格、何よりその美貌に淡い恋