面白かったので、その感想を。 ストーリー展開はオーソドックスで目新しいものはなかったが、肌理細かい仕事がなかなか良かった。久弥直樹さんの仕事は「sola」しか知らないが、これまた「空」をテーマにした作品。「sola」も7年前の作品だ。 ファーストショット。主人公である古宮乃々香の鼻歌にのせ、画面の大半を占拠する一面のひまわり畑が映し出される。そこから、車で引越し先へと向かう乃々香と父親のショットに切り替わる。 ここでトンネルを通過する描写が挿入される。それは、映画や小説によくあるトンネルや洞窟をくぐって、別世界にたどり着くというものだと思うが(日常の世界から非日常の世界へと変わる転換点。まさに円盤が空に浮かぶ街という非日常の世界へと切り替わるわけで)、ここでは、過去と現在を繋げる装置の役割も兼ねているのだろう。乃々香が過ごした7年前と今を繋げて、この物語は始まる。 そして、トンネルを通過し
![『天体のメソッド』第1話 すべては彼女たちの再会のために - あしもとに水色宇宙](https://cdn-ak-scissors.b.st-hatena.com/image/square/a1e11d7c019152565e8b7dd9f475eeb1b19eb4e6/height=288;version=1;width=512/https%3A%2F%2Fcdn-ak.f.st-hatena.com%2Fimages%2Ffotolife%2Ft%2Ftokigawa%2F20141009%2F20141009001031.jpg)