NADiffでキュレーターの松井みどりさんからGW中で展示が終わることを聞いて慌てて、作家の新野くんと土屋くん、妻で向かうと、中庭でひとりで現れた写真家の高田洋三にばったり会ってそのまま合流。なんだか最近よくあるような偶然。 この展示は、ここ10年に生まれた新しい日本のアートを紹介する、という松井みどりさんのキュレーション。村上隆の「スーパーフラット」以降、日本発で新しいアートを紹介しようというもので、このあたりは去年、CETで僕と新野くんと共同で行った展覧会のもくろみと重なる部分(もちろん準備期間と規模はまったく違うが)。 内容的には、グローバリズム、冷戦以降失効した大きな物語、過度の情報社会に対して、作家のひとりひとりが身の回りの有り合わせのものや写真、ビデオ、ドローイングといった手法。断片の集積による作品・世界観の提示。編集・ブリコラージュという形での創造。遊戯性。アートポヴェーラ、