借金16で単独最下位のヤクルトは20日、都内のホテルで鈴木正球団社長らが高田繁監督(64)と会談し、引き続き指揮を任せる方針を伝えた。鈴木球団社長は現時点の監督交代はないとし、3年契約の最終年の任期を「全うしてほしい」と話した。球団側は外国人選手の獲得やトレードなどで現場をバックアップする考えだが、高田監督は低迷の責任を痛感して悩んでいるという。今後の成績次第では「休養」などに追い込まれる可能性も出てきた。 シーズン序盤としては異例の緊急会談だった。都内のホテルで球団側から鈴木社長、大木勝年常務取締役と編成部の渡辺進部長が出席。昼食を兼ねた会談は約2時間に及んだ。午前中に東新橋の球団事務所で役員会を開き、高田監督に引き続き指揮を任せると確認。鈴木社長によると、会談の席でその方針を伝えられた同監督は「頑張ってまいります」と答えたという。 リーグワーストの2割3分6厘と打撃の不振が響き、13勝